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あつあつ備忘録

ソフトやハード、時にはメカの備忘録をまとめていきます

Ubuntu18.04のインストール

ノートPCにUbuntu18.04のインストール方法を紹介します。 今回はHDDとSSDの2つが載ったPCにインストールをします。

構築する環境

概要
インストールPC ALIENWARE 15 R3
インストールするOS Ubuntu18.04 LTS
スワップ領域 約16GB
インストール先 SSD

f:id:AtsuyaKoike:20190807164201j:plain:w500
まずPCからHDDを取り外します。その手順は以下のとおりです。

  1. ネジを外す
  2. カバーを外す
  3. HDDを取り外す

f:id:AtsuyaKoike:20190807194728j:plain:w500
HDDを外すとこのようになります。

そしたら、PCにライブUSBを接続します。(ライブUSBの作成の仕方は後で記事にします) BIOS画面を立ち上げ、セキュアブートをオフにし、BootOptionでライブUSBのプライオリティをトップにします。

f:id:AtsuyaKoike:20190807195348j:plain:w500
画面が立ち上がったら言語を日本語に変更し、

  1. Ubuntuをインストールを選択
  2. キーボードレイアウトは左右とも「日本語」を選択
  3. ネットワークにはまだ接続しないので、ここでは設定しない
  4. 通常のインストール、グラフィックスとWi-Fiハードウェア(略)にチェック
  5. デュアルブートは想定していないので「ディスクを削除してUbuntuをインストール」を選択
  6. 続ける
  7. Tokyo
  8. ユーザ名とパスワード入力
  9. 〜〜インストール〜〜
  10. 今すぐ再起動
  11. 再びインストールの画面が出てくる
  12. Window右上のバツ印をクリックし、Quit
  13. Ctrl+Alt+Tでターミナルを立ち上げる
$ poweroff
  1. 電源が切れたらUSBメモリを抜く
  2. 電源ボタンを押し起動

基本設定

  1. 不完全な言語サポートのメッセージがでたら無視せず、指示に従ったほうが良い
  2. 以下のコマンドを入力
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get -y upgrade
$ sudo apt-get -y install vim
$ sudo apt-get -y install git

スワップ領域の拡張

最初にfreeコマンドで現在のメモリとスワップ領域を確認

$ free
              total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:       16291632     1054432    14473436       24072      763764    14916804
Swap:       2097148           0     2097148

続いて以下のコマンドを入力

$ sudo mkdir /var/swap/
$ sudo dd if=/dev/zero of=/var/swap/swap0 bs=1G count=16 #1GBのブロックを16個作成
16+0 レコード入力
16+0 レコード出力
17179869184 bytes (17 GB, 16 GiB) copied, 59.3778 s, 289 MB/s
$ sudo chmod 600 /var/swap/swap0
$ sudo mkswap /var/swap/swap0
スワップ空間バージョン 1 を設定します。サイズ = 16 GiB (17179865088 バイト)
ラベルはありません, UUID=dfaf906a-c807-4bdb-ad29-cf79b35109a8
$ sudo swapon /var/swap/swap0

以下を最後の行に記入

$ sudo vi /etc/fstab
/var/swap/swap0                           swap            swap    defaults        0       0

最後にスワップ領域が拡張されていることを確認

$ free
              total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:       16288956     1597732     1074256      129600    13616968    14204824
Swap:      18874360           0    18874360

再起動

$ reboot

再起動後にスワップ領域がマウントされていることを確認

$ free
              total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:       16288956      875120    14741400       22820      672436    15095312
Swap:      18874360           0    18874360

ホームディレクトリを英語にする

$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

タイムゾーンを合わせる

デフォルトでは9時間ずれている可能性があるため、以下を実行して日本時間に合わせる(これをやらないと正常に動作しないソフトや関数が存在するため)

まず、NTPサーバがインストールされているかの確認

$ sudo dpkg -l | grep ntp

なければインストール

$ sudo apt-get -y install ntp 

ルートでログイン

$ sudo su -

関連するパッケージのインストール

# sudo apt-get install ntpdate 
# sudo apt-get -y install ntpsec-ntpdate
# ntpdate ntp.nict.jp
ntpdig: no eligible servers

的確なサーバがないと言われるが、この3つのコマンドを実行すれば時間があう。 ここで最初に確認したコマンドを再入力してみる

$ sudo dpkg -l | grep ntp
ii  ntp                                        1:4.2.8p10+dfsg-5ubuntu7.1                   amd64        Network Time Protocol daemon and utility programs
rc  ntpdate                                    1:4.2.8p10+dfsg-5ubuntu7.1                   amd64        client for setting system time from NTP servers
ii  ntpsec-ntpdate                             1.1.0+dfsg1-1ubuntu0.2                       amd64        client for setting system time from NTP servers
ii  python3-ntp                                1.1.0+dfsg1-1ubuntu0.2                       amd64        Python 3 NTP Helper Classes
ii  sntp                                       1:4.2.8p10+dfsg-5ubuntu7.1                   amd64        Network Time Protocol - sntp client

このようになっていれば問題ないかと。

HDDの取り付け

f:id:AtsuyaKoike:20190807195806p:plain:w500

当然現段階ではHDDは外したままなので認識していません。 電源を落としたあと、PCにHDDを接続しカバー等をつけて元通りに。

f:id:AtsuyaKoike:20190807200541p:plain:w500

特に何もしなくてもHDDが認識されていることがわかる。


スワップ領域の拡張については以下のサイトを参考にさせていただきました。
Ubuntu Server 18.04 LTS スワップファイル設定

タイムゾーンの設定については以下のサイトを参考にさせていただきました。

Linuxサーバの時刻設定手順とエラー(the NTP socket is in use, exiting) - Qiita