Ubuntu18.04のインストール
ノートPCにUbuntu18.04のインストール方法を紹介します。 今回はHDDとSSDの2つが載ったPCにインストールをします。
構築する環境
概要 | |
---|---|
インストールPC | ALIENWARE 15 R3 |
インストールするOS | Ubuntu18.04 LTS |
スワップ領域 | 約16GB |
インストール先 | SSD |
まずPCからHDDを取り外します。その手順は以下のとおりです。
- ネジを外す
- カバーを外す
- HDDを取り外す
HDDを外すとこのようになります。
そしたら、PCにライブUSBを接続します。(ライブUSBの作成の仕方は後で記事にします) BIOS画面を立ち上げ、セキュアブートをオフにし、BootOptionでライブUSBのプライオリティをトップにします。
画面が立ち上がったら言語を日本語に変更し、
- Ubuntuをインストールを選択
- キーボードレイアウトは左右とも「日本語」を選択
- ネットワークにはまだ接続しないので、ここでは設定しない
- 通常のインストール、グラフィックスとWi-Fiハードウェア(略)にチェック
- デュアルブートは想定していないので「ディスクを削除してUbuntuをインストール」を選択
- 続ける
- Tokyo
- ユーザ名とパスワード入力
- 〜〜インストール〜〜
- 今すぐ再起動
- 再びインストールの画面が出てくる
- Window右上のバツ印をクリックし、Quit
- Ctrl+Alt+Tでターミナルを立ち上げる
$ poweroff
- 電源が切れたらUSBメモリを抜く
- 電源ボタンを押し起動
基本設定
- 不完全な言語サポートのメッセージがでたら無視せず、指示に従ったほうが良い
- 以下のコマンドを入力
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get -y upgrade $ sudo apt-get -y install vim $ sudo apt-get -y install git
スワップ領域の拡張
最初にfreeコマンドで現在のメモリとスワップ領域を確認
$ free total used free shared buff/cache available Mem: 16291632 1054432 14473436 24072 763764 14916804 Swap: 2097148 0 2097148
続いて以下のコマンドを入力
$ sudo mkdir /var/swap/ $ sudo dd if=/dev/zero of=/var/swap/swap0 bs=1G count=16 #1GBのブロックを16個作成 16+0 レコード入力 16+0 レコード出力 17179869184 bytes (17 GB, 16 GiB) copied, 59.3778 s, 289 MB/s $ sudo chmod 600 /var/swap/swap0 $ sudo mkswap /var/swap/swap0 スワップ空間バージョン 1 を設定します。サイズ = 16 GiB (17179865088 バイト) ラベルはありません, UUID=dfaf906a-c807-4bdb-ad29-cf79b35109a8 $ sudo swapon /var/swap/swap0
以下を最後の行に記入
$ sudo vi /etc/fstab
/var/swap/swap0 swap swap defaults 0 0
最後にスワップ領域が拡張されていることを確認
$ free total used free shared buff/cache available Mem: 16288956 1597732 1074256 129600 13616968 14204824 Swap: 18874360 0 18874360
再起動
$ reboot
再起動後にスワップ領域がマウントされていることを確認
$ free total used free shared buff/cache available Mem: 16288956 875120 14741400 22820 672436 15095312 Swap: 18874360 0 18874360
ホームディレクトリを英語にする
$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
タイムゾーンを合わせる
デフォルトでは9時間ずれている可能性があるため、以下を実行して日本時間に合わせる(これをやらないと正常に動作しないソフトや関数が存在するため)
まず、NTPサーバがインストールされているかの確認
$ sudo dpkg -l | grep ntp
なければインストール
$ sudo apt-get -y install ntp
ルートでログイン
$ sudo su -
関連するパッケージのインストール
# sudo apt-get install ntpdate # sudo apt-get -y install ntpsec-ntpdate # ntpdate ntp.nict.jp ntpdig: no eligible servers
的確なサーバがないと言われるが、この3つのコマンドを実行すれば時間があう。 ここで最初に確認したコマンドを再入力してみる
$ sudo dpkg -l | grep ntp ii ntp 1:4.2.8p10+dfsg-5ubuntu7.1 amd64 Network Time Protocol daemon and utility programs rc ntpdate 1:4.2.8p10+dfsg-5ubuntu7.1 amd64 client for setting system time from NTP servers ii ntpsec-ntpdate 1.1.0+dfsg1-1ubuntu0.2 amd64 client for setting system time from NTP servers ii python3-ntp 1.1.0+dfsg1-1ubuntu0.2 amd64 Python 3 NTP Helper Classes ii sntp 1:4.2.8p10+dfsg-5ubuntu7.1 amd64 Network Time Protocol - sntp client
このようになっていれば問題ないかと。
HDDの取り付け
当然現段階ではHDDは外したままなので認識していません。 電源を落としたあと、PCにHDDを接続しカバー等をつけて元通りに。
特に何もしなくてもHDDが認識されていることがわかる。
スワップ領域の拡張については以下のサイトを参考にさせていただきました。
Ubuntu Server 18.04 LTS スワップファイル設定
タイムゾーンの設定については以下のサイトを参考にさせていただきました。
Linuxサーバの時刻設定手順とエラー(the NTP socket is in use, exiting) - Qiita